プログラム作り、楽しい会話からどんどん広がっていきます!
次の登場人物は、僕テル隊長と保護者Bさんですよ。
その1までの話を電話で伝えてみました。
保護者B: あ!うちもJAXA行きましたよ!この前、京大の先生の子ども向けの公開講座に行ってきたんですが、子どもにもわかりやすかったみたいで興味深く聞いてましたよ。息子に聞いてみたんですが、彗星をイメージしてしっぽ取りをしたいみたいですよ? あ!隊長知ってます?月までの距離がどれぐらいあるか?
隊長: ほへ~、えらい高尚な遊びをご家族でされてるんですね~いろんな経験をお子さんにさせてあげるのはとても良いと思いますよ~子どもってどんなきっかけで興味を示すかわからないし、将来、何かのきっかけでそう言えば昔に宇宙の話を聞きに行ったな~って思い出して、また宇宙について興味を示す時が来るかもしれませんしね~ で、えっと?お月様までの距離ですか?もちろん!。。。知りませんが?www あ、しっぽ取り、みんな好きですよね~お子さんからのリクエスト、承知しました!時間があれば組み込んでみますが、しっぽ取りはいろんなときに使えますんで第2候補として他のを今から考えませんか?
保護者B: wwwですよね~w しっぽ取り了解です! しかし、一般的に意外に近いと思われがちな月ですが、実は地球の円周の30倍もの距離があるんですって! 講座に来ていた子たちも近くにあるイメージだったみたいですよ!
隊長: それいただきましょう! 今のお話をゲームにしてみましょうよ! 今度活動する光徳公園には、グラウンドもあるから、30m離れたところを月と見立てて、30歩で到着しなきゃいけないというミッションどうです?子どもの歩幅は1mもないから20歩目ぐらいで、あせってジャンプするだろうからいい発散にもなりますからね~
保護者B: よくそんなに上手くゲーム思いつきますね~
隊長: いやいやいや、これは、慣れとメールでも言った、言葉の連想ゲームですからw 僕とこうやって話をしているとそのうちBさんも僕みたいに会話からゲームが思いつくようになりますからw ところでお子さんは、習い事とかしてらっしゃいますか?今興味を示してらっしゃることがあればまた教えてくださいね~ ゲームやプログラムを作るときに、子どもたちがどんなことに興味を持っているのかってことを知ってるとイメージも広がりやすくなりますんで。
ちなみに、リーダーって、いつもプログラム考えたり準備したり大変だと思われがちなんですが、今の会話、実はいつも副長さんとしている内容をそのまましただけなんですよ?プログラム考えるの難しかったですか?
保護者B: いや、難しいというか、展開がすごいなと。。。
隊長: モノを形にするのは、言葉から入るのが入りやすくてイメージが広がりやすいんですよね。それに肝心なのは、そうだな~Bさんは、僕から与えられた宇宙というキーワードを聞いて何をイメージしました?あれこれ考えてくれたと思うんですが、正直僕はこの電話をするまで何も考えてなかったんですよねw いや、サボったわけじゃないんですよ? 一人でモンモンと考えてても大したこと思いつかないんですが、今みたいにいろんな会話を挟みながらお話してたら、宇宙ってキーワードからいろいろな話が出ましたよね? 会話をすると相手から予期せぬ返事や質問が飛び出して結局いろんな展開になるんですよ。これがプログラムを考えるときのリーダーミーティングの僕流のやり方なんですw
保護者B: そういうもんなんですね~またなんか思いついたらお知らせしますね~
隊長: だから~w 普段からプログラムについてなんて考えてもらわなくても大丈夫ですから、それよりもお子さんに宇宙の簡単な本でも見せてあげて何に興味を示してくれるか、じっくり話を聞いてあげてくださいね~
保護者Bさんとのお電話は、こんな感じでした。これでまた一つプログラムが出来ましたね。
保護者Bさんにも体験してもらいましたが、副長さんのお仕事ってこんな風に隊長の話し相手になってもらい、プログラムのヒントをくれる存在だったりします。もちろん、プログラムが固まったら、安全に活動が出来るか何に注意すべきかなど、活動場所へ下見に行ってプログラムの実施するエリアを事前に見に行くこともあるんですが、別にリーダー全員が揃って下見に行く必要もないんですよね。
リーダーがたくさんいれば、役割分担も出来るし、たくさんの意見も聞けるので、より良いプログラムをスカウトに提供することも出来ます。
何よりも、ここでリーダーの特権で一番伝えたいのは、プログラムを考えながら、当日のスカウトたちの楽しそうな笑顔を想像するとニヤニヤして準備出来る楽しさ!かなw
長いんですが、その3にもう一人保護者Cさんに登場していただきますので、お時間よろしければ、その3もお付き合いくださいね。